塩漬けヘッジを本体益で解放:「くるくるワイド」(S1)トレードメモ:第1週目
くるくるワイド本番1週目です。
開始時から口座推移
「くるくるワイド」現行設定
「くるくるワイド」第1週目(2019/3/11~2019/3/15)
2019/3/11から2019/3/15までの口座の推移とトレードメモです。
ヘッジトレードが早速の塩漬け:「くるくるワイド」1営業日目(2019/3/11)
結果
- ショートトラップ:ドル円5銭幅30銭リミット:0回転:0円
- 塩漬け中ショートヘッジトレード:4700通貨:111.046→110.946
メモ
ヘッジトレードが一度も成功せず、早速の塩漬けです。本体を建ててからほぼ直上げなので、トラップも回転せず。
ただ、トラップの密度を狭く設定したので、たくさん建っています。初回のデモトレードではトラップ幅が広すぎて、トラップすらなかなか建たなかったので、これだけでも見ていて気持ちがいいです。
今回は、積極的に高速複利を建てたいと考えているので、トラップが回転したらガンガンに建てていきます。
ようやくトラップ1回転:「くるくるワイド」2営業日目(2019/3/12)
結果
メモ
ようやくトラップが1回転です。
ヘッジトレードは塩漬け中。辛うじて1回転したトラップ益で、塩漬けヘッジトレードを盾に高速複利を一本建てました。
初回のデモトレードでは、複利が一本も建ってない中で、いきなり高速複利を行うことを躊躇してしまいましたが、その後もレートは順行して、ヘッジトレードがカチカチの塩漬けになってしまったことを反省して、今回は躊躇なく高速複利を建てています。
本体で塩漬けショートヘッジを解放「くるくるワイド」3営業日目(2019/3/13)
結果
メモ
ヘッジトレードがリミット110.946で塩漬け状態が続いている上、トラップの回転率が低く、マイナススワップをカバーできない状態だったので、利が乗っている本体を先消しした利益で、一旦ヘッジトレードを解放しました。
スタート地点が予想レンジの中間あたりで、出口まで近く、ヘッジトレードの通貨量が大きいことに加え、海外FXのスワップは国内FXより不利であるため、マイナススワップになっていました。
トラップが回転してくれればマイナススワップをカバーできるのですが、値動きが小さくトラップが回りません。そこで、マイナススワップが3倍になる木曜日早朝を回避するため、思い切って本体とヘッジトレードで両建て解除しました。
ヘッジトレードの建値が本体建値より下だったので、トラップと同数だけ残して、余りの本体も利確しています。
結果として、200円弱の微益となりました。
翌日本体を建て直し、ヘッジトレードも再開です。夜間にレートが下がれば有利な価格で本体を建て直すことができますが、レートが上がれば不利な価格で建て直すことになります。
このように操作することにしたのは、以下の理由に拠ります。
- 仮に本体を不利な価格で建て直すことになっても、少額でスタートしているので買い下がりできる。
- ヘッジトレードを再開できる。
- 少額でトレードしている間に逆行相場を経験しておきたい。順行相場ではあまり学習にならない。
ちなみに、XMでは「両建て解除」から一括決済することで、片方のスプレッドだけで決済することができます。国内FXも対応しているのでしょうか?口座を持っていないのでわかりません。
追記
夜間に一時下げてトラップが3回転しました。45円の確定益です。
ショートトレードがまた捕まる:「くるくるワイド」4営業日目(2019/3/14)
結果
メモ
本体を建て直しました。夜間に下げて戻したので、結果的には昨日の決済価格に近いレートで再建しています。
また、順行対策としてトラップと同数分の本体も残しており、より低いレートで建てた初回分と平均しているので、初期設定に比べれば幾分か不利になっていますが、昨日の決済時に比べれば有利になっています。
12日に建てた複利は、その根拠となった塩漬けヘッジトレードが復活したので、本体に組み込む予定だったのですが、建玉時にこれを忘れてしまい、1本多く本体を建ててしまいました。
ヘッジトレードも再開です。少し出口に近づいたので、通貨量がさらに増えて5000通貨のショートトレードとなりましたが、こちらもまたまた一回も決まらず塩漬け……
また、今日は50銭ほど上に伸びたので、「日々仕切り直し」をやってみました。一本多くなっているロングを決済し、10銭下げを待っています。
翌朝も届かなかったら、一番下のトラップを切って10銭上げを待ちます。
マイナススワップ対策として、強いサポートラインの下にある、少し遠いトラップを積極的に切っていきたいので、「日々仕切り直し」も積極的にやっていきたいと思います。
またまた本体で塩漬けショートヘッジ解放:「くるくるワイド」5営業日目(2019/3/15)
結果
メモ
水曜日と同様に塩漬けのヘッジトレードを、本体で両建て解除して解放しました。
今回はヘッジトレードの方が高いレートであったため、両建て解除だけでも確定益が出ています。水曜日は本体を多めに消しましたが、本日は同量で処分しました。
この操作を行った理由は、水曜日と同じくヘッジトレードを復活させたいのと、マイナススワップ対策です。
スタート地点がレンジの中間付近で、しかも順行相場のため、現レートと出口の距離が狭いのに加え、トラップの先端と出口が近く、出口時のトラップ損益が小さいため、ヘッジトレードに使える通貨量が大きいのです。
このため、一発決まれば大きな利益になるのですが、順行相場で、また運悪く建玉時点がその日の安値付近だったため、この1週間一度も決まりませんでした。
通貨量が大きいということは、マイナススワップも大きくなるので、ズルズルと塩漬けを続けるよりも、本体コストが上がることを覚悟して、利が乗っている本体を使って解放してしまった方が良いのでは、と判断しました。
あと、昨日は「日々仕切り直し」をやるつもりで複利を一本利確したのですが、今日は気が変わって、トラップを切りませんでした。
一番遠いトラップと言っても50銭下でしかありませんので、まだ急ぐ必要はないかと考えた次第です。
翌週の朝に本体を建て直して補充しますが、その時レートはどうなっているでしょうか。
くるくるワイド第1週目の結果
「くるくるワイド」第1週目の総括
開始早々にビックサイズのヘッジトレードが捕まり、トラップも回転せず、マイナススワップが積み重なるという、練習デモトレードを彷彿させる展開で始まってちょっと焦りました。
3日目の終わりにようやくトラップが3回転し、ほっと一息つきましたが、5営業日で8回転、1日平均で2回転に満たない、というのは、やはりちょっと厳しいかな、と思います。
5銭円幅で設定しているので、トラップの間隔を狭める余地はあまり大きくありません。XMのポジション制限が200ポジションであることを考えると、1円でトラップ20本、7円で140本であるこの設定が限度に近いかな、と思います。
4銭幅だと7円で175本、3銭幅だと6円で200本建ってしまいます。トラップ以外にも複利や固定を建てなければならないので、トラップの回転率を上げようとすると、利確幅を狭めるしかなくなります。
利確幅を狭めるとトラップ1回転あたりの利益が減ってしまうので、難しいですね。
ロングトラップを追加すればトラップの回転率は倍増しますが、逆行に非常に弱くなってしまいます。難しい。
話は変わりますが、開始早々ヘッジトレードが捕まり、それを開放するために、利が乗っている本体を使って両建て解除するという、くるくるワイドでは普通使われない強引な操作を行っています。
確定益ではプラスになりますが、本体建値は不利になります。仮に翌週先消し時のレートで本体を再建したとしても、2回の両建て解除操作で本体レートが40銭ほど不利になりますから、褒められたものではありません。
こんな強引な操作を行ってもヘッジトレードを解放したかったのは、やはりヘッジトレードを回したいからです。せっかく大きな通貨量で行える位置にあるのですから、これが回転せず、マイナススワップばかり積み上がっていく事態だけは避けたかったのです。
解放するならば、早ければ早いほど良いので、思い切って切りました。このような判断ができたのは、デモトレードで同様の状態に陥った経験があったためです。やはり大切ですね、デモトレードは。
結果論としては、はじめての本番なのだから、セオリー通り塩漬けバンザイとの考えでヘッジトレードを行ったのは間違いでした。日足でキレイな上昇トレンドを形成しているのですから、やはりヘッジトレードは慎重にマーチンゲールなどを併用していくべきだったか、と反省しています。
くるくるワイドはやはり裁量トレードですね。魚屋さんのブログや書籍を読んでいて感じましたが、実践してみてそれをより強く感じました。
今週はヘッジトレードで2度躓いたので、来週はマーチンゲールを併用しながら、慎重にタイミングを図ってみたいと思います。
そうすると今度は逆行相場に突入……というのが、FXのあるあるパターンなのかもしれませんが……